教育再生会議 第4回本会議

どんな報告になるのやらと思っていましたが
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/kaisai.html
教育再生会議-開催状況に載っていた第4回の配付資料を読んでみました
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/dai4/siryou1.pdf  資料1 第1次報告(骨子案)

第1次報告(骨子案)
社会総がかりで教育再生
1. 一次報告に当たっての基本的な考え方
2.教育再生のための当面の取組
(1)基本をおさえ、学力向上
 1.教育内容を充実し授業時数を増加する、しかし詰め込み教育に逆戻りさせない
 2.40年ぶりの全国学力調査を学力向上に生かす
 3.伸びる子は伸ばし、時間のかかる子は丁寧に指導する
(2)いじめを許さない、安心な教室
 1.安心して学べる規律ある教室にする
 2.父母を愛し、兄弟姉妹を愛し、友を愛そう
(3)恩師に出会える学校
 1.多様な分野から優れた教員を採用し、教育現場の多様化と専門性向上を図る
 2.頑張っている教員を支援する
 3.不適格教員は教壇に立たせない、教員免許更新制を導入する
(4)責任ある学校、教育委員会
 1.学校運営を開かれたものにし、学校の責任体制を確立する
 2.教育委員会の存在意義及び役割を問う
(5)「社会総がかり」で教育再生
 1.地域社会に望むこと −地域全体で子供を育てましょう−
 2.家庭に望むこと −原点は家庭。子供にしっかりしつけをしましょう−
 3.企業に望むこと −企業も教育に参画しましょう−
3.教育再生の今後の検討課題
以下詳細は略

財政的な裏付けはどうするのだろうか?
お金ないんですけど・・・・・地方自治体は
たとえば「頑張っている教員を支援する」では

教職の魅力を高めなければなりません。社会全体が教職の素晴らしさを認めることができるような環境
を整えるため、国・教育委員会の取組が必要です。特に、教員の能力と実績の積極的評価は不可欠で
す。
○ 給与・昇進・手当等の優遇について
○ 教員の事務的負担について
○ メリハリのある教員研修について

みんな優秀なまじめなよい教員になってしまったら、どこからお金出すんですか?と言いたい

ここ10年近く前から地方自治体はお金に困っているようです
教員を含む公務員に対するパッシングも日増しに高まっているのです
どうするんでしょう?

ところで、新聞記事にはこんなのを発見しましたhttp://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006122801000724.html
ゆとり教育見直し“復活” 再生会議報告に明記へ [CHUNICHI WEB PRESS]

http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20061230ur01.htm
教育再生会議、会見の中身「薄味」激論の場公開を : ニュース : 教育 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
この読売の記事は先日の私の感想と同じようですね
http://d.hatena.ne.jp/ky823/20061226
2006-12-26

【追記】NHKニュースに載っていました
http://www3.nhk.or.jp/news/2006/12/30/d20061229000013.html
NHKニュース
ゆとり教育”見直しで調整

教育再生会議のこれまでの議論では、子どもの基礎学力の向上を図るため、いわゆる「ゆとり教育」を見直すべきだという意見が大勢を占めていますが、事務局が先の総会で示した第1次報告の骨子案には盛り込まれず、委員から批判が相次ぎました。これについて、教育再生会議の池田座長代理や、教育改革を担当する山谷総理大臣補佐官らが28日夜、運営委員会を開いて協議した結果、▽学習指導要領を改訂して、国語や算数・数学などの授業時間数を増やすとともに、▽来年春に全国の小中学生を対象に行われる学力調査で、結果が振るわなかった学校を支援すべきだという認識で一致しました。そして、教育再生の決意を強調するためにも、来月の第1次報告で、文部科学省がこれまで進めてきた「ゆとり教育」を見直すことを明記する方向で調整を進めることになりました。また、28日夜の協議では、子どもをインターネットの有害情報から守るため、パソコンや携帯電話を使って有害サイトを閲覧することを制限できるサービスの利用を呼びかけるべきだという意見が出され、調整することになりました。