第61回正倉院展 正倉院展こそモノキュラーを!

昨夜は大学の同窓会の会合があり、久々に友人と酒を酌み交わし
数年ぶりの二日酔い
しかし、朝から駅伝大会の見送り、応援、出迎えと午前中はなんとか乗り切った
午後は、宿泊なしで正倉院展を見に行く
昨年は奈良ホテルへ泊まって頂点を極めてしまい、今年は宿泊するところを迷っているうちに
ずるずると時を過ごしてしまい今日の暴挙となった
2008年の記事→http://d.hatena.ne.jp/ky823/20081101
      http://d.hatena.ne.jp/ky823/20081102
2007年の記事→http://d.hatena.ne.jp/ky823/20071110
2006年の記事→http://d.hatena.ne.jp/ky823/searchdiary?word=%2a%5bART%5d

出発は4時となり、ナビの到着予想は6時20分
実はこの日に4年ぶりにナビの地図を更新したので、「新名神」からう回すると早いというデータを得たのが
ことのはじまりである
実際には、新名神でかなり飛ばしていったので、到着は5時50分くらいに迫った
夕日に向かって走る!これは4時49分のデータ


ところが、京滋バイパスから京奈和自動車の木津ICの直前で事故渋滞にはまり
直前の山田川ICからは下道の渋滞にはまり、市内も渋滞の連続で
結局当初のナビ予想通りの6時20分前に県庁の駐車場へ到着
いつものように地下道を活用して「走る走る!」同じような女性の2人組もいて
安心していいのか?複雑な気分。6時半で入場締め切りでぎりぎりセーフ

たった30分だったが、今年は例年に比べて立体造形が数多く堪能できた
そこで活躍したのがモノキュラーである

Nikon 単眼鏡 モノキュラー HG5X15D (日本製)

Nikon 単眼鏡 モノキュラー HG5X15D (日本製)

9月21日の若冲ワンダーランドでは未使用だった
今回はその威力に驚いた
螺鈿で埋め込んだ貝に引っ掻いて描かれた黒い線がはっきりと見えるのだ
これは感動もので、会場には拡大写真があるものの
モノキュラーを通して自分で見られるうれしさはこの上もない

数名の方が私のように単眼鏡を使用されていた
妻の手前、女性には声をかけづらかったが、男性に対して思わず声をかけたくなったが
やっぱり遠慮した
これこそ、展覧会場で貸し出したらどうかと思うのだが・・・・

今回の注目作品で「紫檀木画槽琵琶」の象牙等を埋め込んだところは圧巻である
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2009toku/shosoin/shosoin_05.html

桑木木画棊局でも、側面のヤコウガイにも通常見るだけは、彫られている模様は反射で見られないのだが
モノキュラーではっきりと見えたときには全身が震えた
染めた象牙を彫って文様を表す「撥鏤(ばちる)」の技法で草木や鳥、虫などを描いた飾り板も
彫り手の息づかいが伝わるとはこのことだ!
http://www.narakko.com/tokusyuu/shosoin2009/houmotsu/chld/goban.html

さて、例年7時を越えても売店は大賑わいと思いきや
今年は7時を過ぎると次々と商品の上に布をかぶせ始めつれない対応・・・・・
あっけにとられた妻は何も買えずに泣いていた