15歳の志願兵

http://www.nhk.or.jp/nagoya/jyugosai/?from=tp_pc01

予備知識もなく、ただ上司の机にパンフがあり
話を合わせるために視ておこうという姑息な動機で視たのだが
息子と2人でじっくりと視てしまった

原案「積乱雲の彼方に――愛知一中予科練総決起事件の記録」
「積乱雲の彼方に」の著者・江藤千秋氏(平成15年没)は昭和3年名古屋市に生まれ、昭和16年に愛知一中に入学。
昭和18年、3年生の時に、このドラマで描かれる「総決起事件」に遭遇した当事者である。
江藤氏自身も甲飛生に志願したが、視力不足で試験に合格せず、その後は軍需工場での兵器製造に携わり、
終戦時には名古屋工業専門学校(現・名古屋工業大学)の学生だった。
戦後、江藤氏は高校の教師となり母校に赴任。昭和18年になぜ、どのようにしてあのようなことが起きたのかを
克明に記録しようと思い立ち、当時の教師や戦場で命を落とした級友の遺族から証言を集め、
残された日記や資料などを調べ上げて「積乱雲の彼方に」を書き上げた。
http://www.nhk.or.jp/nagoya/jyugosai/viewpoint/index.html より引用

積乱雲の彼方に〈新装版〉―愛知一中予科練総決起事件の記録―

積乱雲の彼方に〈新装版〉―愛知一中予科練総決起事件の記録―

真面目すぎるのはつらいものである

なお、当の愛知一中はどうだったか?
よくぞドラマ化したものだと思うのだが
番組HPにはこのようなことが・・・・

「このドラマとの出会い」 演出/川野秀昭
ドラマの原案『積乱雲の彼方に』に出会ったのは、愛知県図書館の郷土資料コーナーでした。30年前の出版でしたが、旧制中学生が軍に志願する経緯に新鮮な驚きを感じました。著者である故・江藤千秋さんは、昭和31年、母校に教師として赴任。級友たちが戦場に行くきっかけとなった「予科練総決起事件」を調べるため母校の図書館・倉庫などを探したところ、関係資料が終戦時に焼却処分されたことがわかりました。江藤さんは戦争体験を風化させまいと思い立ち、元愛知一中の同級生や教師、戦没した生徒の遺族に話を聞き、生徒が残した日記などの資料を集めて本を執筆。当時愛知一中の生徒だった方は「考えるだけで胸が苦しく思い出すことすら避けていたが、今は、あの時代のことを伝えることの大切さを感じている」と語られました。戦後65年が経った今こそ、このドラマで「戦争があった時代」のことを伝える意義があると考えています。
http://www.nhk.or.jp/nagoya/jyugosai/message_staff/index.htmlより引用