小川三夫さんに合う

いつものように一巡して妻は下の階へいき休憩
私は再度最初から鑑賞する
すると、入口付近に「小川三夫さん」がみえるではないか!
ベージュの作業服は会場内では非常に目立つのだ
しばらくして「螺鈿紫檀五絃琵琶」を行列で見ない位置で眺めているので
ついつい「小川三夫さんですね」と声をかけてしまった
「はいそうです」といわれて、思わずモノキュラーを貸してしまった
さすがにしばし眺めつづけ
先ほど私が感じた膨らみに目をつけ
「日本の螺鈿はみんな平らなのに、これは膨らんでいる。すごい!」
「模造品を見たことがあるが、比べものにならない!」
「あなたいい物(=モノキュラー)持ってるねぇ」
「(ここ=「螺鈿紫檀五絃琵琶」から)離れがたいね!」
「あなた、どれだけいるの?(はい、一回りしてもう一度ここに来ました)」
という感じ

しばらくして、その場をそっと離れて
階下の妻にいうと、「サインしてもらえばよかったのに」
「握手した?」と、いわれた
当然考えないわけではなかったのだが
今度かれの「鵤工舎」にでもお手紙を出そうと思った!