大野もだが、高橋の復活はうれしい!

中日、V決定の可能性あった試合に初登板ルーキー起用
産経新聞 10月14日(金)22時43分配信

球団史上初のリーグ連覇が決まる可能性があった巨人戦。先発のマウンドに立ったのは、ドラフト1位ルーキーの左腕大野だった。プロ初登板が、この大一番という仰天の起用に「ヨソではないだろ?」と落合監督。確かに、これぞ“オレ流采配”だろう。

3連戦の11戦目。中5日のローテーションなら、8日に登板した3年目の伊藤の順番だった。しかし伊藤は2軍落ち。8日のファーム日本選手権で、日本ハム相手に5回無失点の好投を見せた大野の起用が決まっていた。

 ところが、巡り巡っての「M2」。左肩のケガで、佛教大4年秋は公式戦で投げられず、2月の沖縄キャンプもリハビリに専念。7月から2軍戦に登板し、順調に復帰への段階を踏んできたルーキーは「緊張より、1軍の試合で投げられるようになったことの方がうれしかった」

 ただ、結果は4回7失点。いきなりの“胴上げ投手”になるかもしれない−という淡い夢は消え「そんなに甘い世界じゃないよな。いい勉強になっただろ」と落合監督。打線も沢村の前に2点どまりの完敗に終わった。

 それでも昨季までの3年間で166試合に登板も、左肩痛で2軍調整が続いていた貴重な中継ぎ左腕の高橋が、八回に今季初登板で三者凡退と「いいんじゃない。ちょうど間に合ってくれたから」と落合監督。リーグ連覇の偉業を前に足踏みも、2位ヤクルトが敗れて「M1」。しかし指揮官の目は、もう“その先”に向いている。

追記:せっかくならば山本昌を出せばよかったのに!(三連敗の後の悔い言)