山河よ ふるさとよ 日本画家 川合玉堂

高校生の頃、美術大学を目指していた
ある美術と無関係の同級生が、帰郷?した際に「玉堂美術館」を見てきた感想=感動を私に教えてくれた

その頃の私は、川合玉堂の名前は画集の背表紙で知っている程度で
玉堂の迫真の描写を驚きをもって伝える同級生の発言を
受け入れる受け皿もなく
表面的な刺激を好む偏狭な嗜好であったため
むしろ(今となってはその失礼をお詫びしたいものだが)
侮蔑した態度で接していた記憶がある

一週間の終わり、金曜日の夜はなぜか毎週カレーの我が家であるが
一人で録画された(日曜日は休日出勤だったのだ)日曜美術館を見ながら
カレーで晩酌をし、懐かしさとともに恥ずかしさを蘇らせていた


山河よ ふるさとよ 日本画家 川合玉堂


すばらしい作家であることを受け入れることのできる自分になっていた