プロフェッショナル仕事の流儀

久々にみる 12年もの研究実績を捨ててMITへいく主人公

出過ぎた杭(くい)は誰にも打てない
〜コンピューター研究者・石井裕

63人のノーベル賞学者を輩出する世界有数の理工系大学マサチューセッツ工科大学。通称、MIT。その中で、名をとどろかせる一人の日本人教授が、石井裕(51)。
石井の研究分野はコンピューターを操るための道具であるインターフェースの研究・開発。石井は、これまでの常識を覆す未来のコンピューター開発に取り組み、世界中から注目を集めている。
石井が考え出した新しいコンピューターの概念は、「タンジブル」。これまでのマウスやキーボードを用いた操作方法ではなく、現実にある身近なモノを触ることで、簡単にコンピューターを操作しようという夢の技術だ。
若い研究者と共に研究にあたる石井の信念は、世界中で誰も手をつけていない研究にこだわること。世界にインパクトを与えるものを生み出すために、石井はこの点を譲らない。
厳しい競争を課されるMIT。そこでいかにして大胆な発想が生まれるか。その創造の現場に完全密着する。

番組中紹介された宮沢賢治の詩はこれだ
http://www2.odn.ne.jp/~nihongodeasobo/konitan/eiketsunoasa.htm