「江戸のヴィーナスを描く 初めて明かされる鳥居清長の全貌」

録画もしておいたが、ホテルで朝前半分を、帰宅後後半を見た
正直「来週はいいや」と思っていたのだが予想以上に感動した

6大絵師(歌麿・広重・北斎写楽・春信・清長)と言う紹介もびっくり仰天であった
さすがにここまで行けないのがつらいところ
http://www.ccma-net.jp/ 千葉市美術館
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ここの館長さんは、土曜の夜読んだ「若冲展図録」にも寄稿されていた

それにつけても、「世の流行(はやり)廃(すた)れ」とは哀しいものである
彼の絶頂期から歌麿の大首絵の登場による没落期までを分かりやすく解説していただけた
とくに大判錦絵の2枚続きや3枚続きの作品のすばらしさには驚いた

ところで、この作者の「雨中湯帰り」と言うのがあるが
子どもの頃「切手」蒐集がはやった頃、手に入れたものがある
この番組を見てはじめて知ったのだが、この作品は「全身図=八等身」なのに

http://item.rakuten.co.jp/adachi-hanga/kiyonaga008/
楽天市場】【5月限定送料無料】鳥居清長 「雨中湯帰り」:浮世絵のアダチ版画

切手では上半身である これでは清長らしさがないのではないかと思った

http://www.digistats.net/museum/2004/12/blog-post.htm
美と歴史: 鳥居清長、「雨中湯帰り」

いや、そうした理解が自分の中だけにはあったような気がして
それを氷解してくれたこの番組に感謝である