『東京大学応援部物語』

いつものように、このサイトで紹介された本を買う
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080208/146831/
見切るという言葉、辞書に無し!『東京大学応援部物語』〜9回表、0対19でも応援し続ける理由 (超ビジネス書レビュー):NBonline(日経ビジネス オンライン)

この本に感じた理由は、折しも先週最終回を迎えた「フルスイング」の番組中での言葉だ
http://d.hatena.ne.jp/ky823/20080223 2008-02-23

繰り返しの引用となるが

九回裏、ツーアウト、ランナーなしでも、何点離されておっても、諦めん気持ち、それが氣力じゃ。

この言葉と、

9回表、0対19。大差を付けられての東大の最後の攻撃は、飢饉に奇蹟を祈願する村人を思わせる。

が、それぞれの言葉を発した人の本意とはかけ離れて
妙に私の心に響いた

さっそくいつものように、amazonプライムで取り寄せた

読み進めていくうちに
この本に記載されている、個人名は仮称か、実名なのか気になった
ところが、冒頭には「敬称略」としかない
そんなものか、と思いつつ読み進めていくうちに
震えおののく場面が登場する
一年生部員の中になんと教え子(中学校3年生の時に担任をした生徒の名前)が登場したのだ
そのとき、この本の登場人物がすべて実名であることを悟った
まちがいなく、彼は高校時代「東京大学は確実………」という、高校の先生の言葉を私は聞いていたのだから

それ以降は、この本については多くを語ることはできない
ただ、彼とは今すぐに連絡を取れる関係でもないし、
自分自身の勤務校も変わってしまっている

しかし、何よりも衝撃を受けたのは
教え子の中でも唯一東大に入った彼が
中学校2年生の時に、その中学校ではじめて古式ゆかしい応援団による応援が
体育祭の演技で取り入れられた事実があることである

さらに言うならば、勿論3年生の時には応援リーダーを務めていることは自分も承知だ
彼が東大の応援団に入部したこととこれらの事実はどのように因果関係があるのか?
正直気になってしかたがない
考えすぎと言われればそれまでだが
本を読んでいてこれほどまでに衝撃を受けたのは珍しいことである

ちなみにこのようなページがあることも驚きである
http://www.todai-ouen.com/ 東京大学運動会応援部