今日から休みを取って東京へ行く
実は昨夜お祝いごと=知人の先生が部活動で全国大会へ出場=を決めたので
ちょっと職場に顔を出してご祝儀を集める仕事を段取り付けてからの
変則的な出発であった
12時近くののぞみに乗り、一路上野へ
久々の上野ではさまざまな展覧会が開かれており心躍る
息子の下宿が府中にあるが、主は上高地へ行ってしまい空き家であるので
夫婦そろっての居候というか、スポンサーの我儘というべきか・・・
夢にまで見た東京美術館巡りを月曜日まで堪能できる
さて、期せずして日ごろお世話になっているこのサイト主さまも
なんと「フェルメール展」に行かれたみたいだ
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1475
やはり、「小路」はすばらしく、こうした画像では伝わらない絵肌の素晴らしさに感動した
ちょっと、背景の空と建物のコントラストがきつい気もするが
これがいわゆる絵画空間とでも言うのだろうか?
「ワイングラスを持つ娘」は、背景がやや霞がかって見えてこれがまた
写真などでは伝わらない、絵画の不思議さだ
複製物では、女性の衣の色がまちまちで、これが実物崇拝に拍車をかけてくれる
「リュートを調弦する女」は、むしろ図版よりもさわやかな「深みのある」絵画に感じた
「ヴァージナルの前に座る若い女」の前には、人が少ない
いろいろな情報が、皆を遠ざけるのか?
それとも実物の持つ、他と差異か?
さて、この展覧会で一番素敵だと思ったのはこれだ
「手紙を書く婦人と召使い」
明るくコントラストが強いのだが、嫌みがなく
自分自身の持っている「これがフェルメールだ」という感じを最も落ち着かせてくれた作品である
「絵画芸術」のピンチヒッターのような感じなので
グッズもなく残念だったが、何度も見ては眼がうれしそうな反応を示してくれていた