モネ展も見ることができた
というよりも、モネ展を見ると駒井哲郎展も見れるというのが正解である
団体割引で1000円のところ、現職教育の事業ということで500円補助が出る
つまり500円で、両方見れるわけだからこのようなすばらしい企画はない!と自画自賛した
実は駒井哲郎展は、野澤先生と昼食後下見をして、その後講演会で1日に2度見た
その後、夜の打ち上げまでに時間が余ったので
仕方なくモネ展を見た
が、やはりモネ展の威力はすばらしいものがあり
野澤教授をして「やっぱりモネはいいね」と言わしめ、夢中になって見てしまった
当然の如く、館長さんも随所に登場していただき
ありがたい解説をつけていただけるものだから最高である
鑑賞から教えていたことで今でも覚えているのは
一つは油絵を入れている「ガラス」の反射が極めて少なくなっていること
正面からではないに等しいこと
二つめはモネに対比して展示してある日本の浮世絵版画(広重だった)の色の保存状態がまことにすばらしい
「実は一度展示したら、同じ作品は5年間は寝かせる=展示しない」ということだそうだ
駒井哲郎の「詩的な版画」とちがって、失礼な言い方だが私には「ぶっきらぼうなそこにあるものを描いた絵画」
のように思える
そこら辺の素人がデジカメで切り抜いてしまった風景のような作品
そんな感じがした
それは、まさしくそれまでの絵画との決裂であり現代絵画の出発点であろうと思うのだが・・・
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地元名古屋の出版社である風媒社というところが実に渋い
どうしてAmazonでは風媒社が出ないのか?
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