ハイユニ アートセット 10Hから10Bまでの22硬度

年末コンビニで立ち読みをしたある雑誌で知ったのだが
このような鉛筆が発売されているという!
http://www.mpuni.co.jp/product/category/pencil/uni/index.html
http://www.mpuni.co.jp/product/category/pencil/uni/spec.html

『ハイユニ アートセット』について

 高級鉛筆「ユニ」は、1958年(昭和33 年)発売以来50年、学校からオフィス、芸術家のアトリエまで幅広く「書く・描く」場面でご愛顧いただいてきたばかりでなく、塗膜強度試験の基準として JIS規格に定められるなど、日本を代表する高級鉛筆の定番ともいえる商品です。

 『ハイユニ アートセット』では、半世紀にわたり多くの方に愛着を持ってご使用いただいている「ユニ」鉛筆シリーズの中で、最上位グレードである「ハイユニ」の全22硬度をセット商品にしました。
 今まで当社から発売していた鉛筆硬度は、9H〜6Bの全17硬度でしたが、10H、7B、8B、9B、10Bの5硬度を今回新たに開発し、世界最多の全22硬度としました。
 今回のセットでは、10H〜10Bまでの硬度幅を1セットとすることで、世界で初めてとなる書き味や表現の幅を手軽に味わっていただきたいと考えています。
 アーティストの方にはもちろん、美術学生やアートへの興味・関心が高い方がメインターゲットの商品です。
http://www.mpuni.co.jp/newsrelease/2008/1221713736.htmlより引用

三菱鉛筆 鉛筆 ハイユニ アートセット 22本入 HUAS

三菱鉛筆 鉛筆 ハイユニ アートセット 22本入 HUAS

実は12月の授業の時に、9H〜6Bって教えたばかりだったので
さっそく授業で訂正しなくては・・・・・
それよりさらに驚いたのは「HはHard、BはBlack、Fは・・・・」
と、なんと自分はその昔「Fine」と聞いていたので
ろくに調べもしないで生徒に話していた。恥ずかしい限りである

硬度表記

一般に、黒鉛の多く粘土の少ない芯は、軟らかく濃い。黒鉛の少なく粘土の多い芯は、硬く薄い。硬いものは芯が細く、軟らかいものは太い。色の濃さは気温の影響を受け、同じ硬度でも夏期には濃く、冬期には薄くなる。

硬度表記を考案したのは18世紀末のニコラ・ジャック・コンテである。当初、コンテは、芯の硬さに番号をつけ、一番硬いものを1とし、軟らかくなるにつれて番号を増やして表したが、この方式は普及しなかった。

HとBの記号を最初に使った鉛筆製造業者は、19世紀初めのブルックマン(Brookman)である。Bより濃いもの、Hより薄いものは、当初BBやHHと表したり、2Bや2Hと表した。HBはのちにHとBの中間として使われはじめた。Fはさらにその後にHBとHの間を表す記号として考案された。1830年代末までには、BBからHHHまでのHBとFを含む7種類の鉛筆を作る業者が出現した。濃さの表記は当初はさまざまな表記があり混乱したが、現在はほぼこの形に落ち着いている。なお、HはHard、BはBlack、FはFirm(しっかりした)を意味している。
鉛筆. (2008, 12月 1). Wikipedia, . Retrieved 08:44, 1月 6, 2009 from http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E9%89%9B%E7%AD%86&oldid=23177325.

ついでに以前から疑問だった、鉛筆の普及についても引用しておく
「いつから鉛筆を使うようになったのか? 北斎は鉛筆を使っていたのか?」そんな質問を受けたことがある

日本で最初の鉛筆の量産は、1887年に東京の新宿で、真崎鉛筆製造所(現在の三菱鉛筆)創業者・真崎仁六(まさき にろく)によって開始された。なお、三菱財閥とこの会社は昔も今も全く関係がなく、「三菱マーク」は真崎鉛筆が最初に使用し、後から三菱財閥が許可をとり使用した。日本では長く文書を毛筆で書くしきたりがあり、鉛筆の普及は遅れた。1885年に英語教育に関する書籍が相次ぎ発刊され、同年に大量の鉛筆がアメリカから輸入された。この頃から学校では徐々に鉛筆が使われはじめるようになった。

1901年に、逓信省(後の郵政省、現在の日本郵政グループ)が真崎鉛筆を採用した。郵便局内のみとはいえ、全国に鉛筆が供給されるようになった。この後1920年までに小学校で毛筆から鉛筆への切り替えが順次行われ、一般生活に深く浸透するようになったと考えられている。
鉛筆. (2008, 12月 1). Wikipedia, . Retrieved 08:44, 1月 6, 2009 from http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E9%89%9B%E7%AD%86&oldid=23177325.