戦争画とニッポン  を読み終えて

戦争画とニッポン

戦争画とニッポン

古くは菊畑茂久馬の「フジタよ眠れ」など以来、戦争画についての本は学生以来気になる物だった
以前の日記にも書いた
「戦争画」の検索結果 - ky823の日記

今回の本では、いろいろな発見があったのだが
次のことが・・・・
両陛下、宮本三郎展を鑑賞 東京・世田谷 - 47NEWS(よんななニュース)

撃ちてし止まん
撃ちてし止まん - Google 検索
この日劇前の写真にはまいった!

さて、話が進み、2020年の東京オリンピックの話だ。
オリンピックはスポーツだけでなく「文化の祭典」という位置づけであるので、現代美術にまつわる美術展でもたくさん開かれるであろうとのこと。
いわば戦争画ならぬ「五輪作戦記録画」
はたして、会田誠さんには依頼があるのだろうか?

椹木野衣さん曰く
「こうしてみていくと、戦争画というのは単なる過去の文化財ではなく、今後のこの国の芸術を巡る推移を見守るためにも、すごく大きな意味を持つものになりそうですね。そういう点でも戦争画は依然まったく終わっていないのです。」

あとがきで会田誠さんはこう書く
「『あの時代に生まれていたら、自分は戦争画を描いていただろうか?』・・・あまり現実的な問いにはなりません。なので続けて、もっと現実的な質問が生まれます。すなわち『これから再びあのような時代になったら、自分は戦争画を描くだろうか?」『戦争画に限らずかこのもろもろは、未来を映す複雑に屈折した鏡として、今後も注意深く見ていきたいと思います。』