ハンマースホイ展

朝は駐車場の関係で逆にゆっくりできる 9時半まで出られないからだ
天気は快晴、風もなく
枯れ葉のけやき並木から、息子の下宿に荷物を届け、大家さんに挨拶
朝食はファミレスですませ、車を再び駐車場へ(この分の駐車料金は宿泊代に含まれている)
京王線で一路上野を目指した

上野駅で降りると、すごい人混みに圧倒される
フェルメール展は1時間半待ちという案内が、改札でなされている
文化会館前も人でごった返している感じ
この時期の上野などははじめてなので、ただただ驚く
紅葉を見に来ているのだろうか?
上野にはピンポイントで来訪することしかしないので
ゆっくりと公園を巡るなどという、優雅な散歩も憧れてしまうのだった

さて、ハンマースホイ展は先週の新日曜美術館でも紹介されていたし、気になる展覧会であった
こうして見に来られるとは思ってもみなかったのでとてもうれしく感じる
案の定、入場券売り場では行列ができている
が、入場制限はかかっていない
結構な混み具合であったが、見るのに腹を立てるほどではない

まず初期の風景画に圧倒される
逆光の木立を描いた作品は、今日では当たり前の写真的な映像なのだが
よくよく考えてみると室内から、窓辺を描くことにつながっているように思えた
会場で楽しみながら、フェルメール展よりは数十倍いいだろうと思える
名前のとおっていない作家の展覧会のメリットであろう

http://www.shizukanaheya.com/
ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情  Vilhelm Hammershøi:The Poetry of Silence

会場ではこれが見られるのだが、ネット上でも公開されている
http://www.shizukanaheya.com/room/index.html
ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情|ハンマースホイの部屋

さまざまなグッズが販売されていたが、やはり図録であろう
前回のファイニンガー展に続き、購入してしまった

写真は芸大生が秋の上野公園の写生をしていた?場面

上野藪蕎麦総本店

なんといっても「おのぼりさん」なので、上野へ行ったらまずここへ行こうと決めていた
1時半頃であったが、あらかじめネットで地図を確認していたが
不案内なために再度携帯で確認する不始末であったが、何とかたどり着く
これまで、アメヤ横町は何度も歩いたことがあるのだが
線路の反対側は初めて歩いたので、「まさかこんなところに有名なそば屋があるとは」
というのが正直な感想である
店は行列であふれてはいないものの、中は満席状態で、来客をみるとさっと席を空けてくださる方がみえて、そば屋の回転の速さとともに、何かしら連帯感を感じる
もっとも、休みの昼間とあってお酒を召し上がっている方もみえた
ビールか蕎麦焼酎を頼んで「蕎麦味噌」をなめたい誘惑に駆られたが
その後の行動を考えて自重した

蕎麦は空腹の為か大盛をたのみ、ゆっくり味わうほどのゆとりもなくずるずると食べてしまい
最後の方になってようやく噛みしめてみると
その堅さが印象深い麺であった

菌類

妻と息子はこれがお目当てだった
なんと、30分待ちの行列であった 意外であった
科学博物館はずいぶんと久しぶりであり、息子も妻も初めてのようである?
なんと、写真撮影が許されているのに驚く



展示のパネルもほとんどすべて段ボールを加工しているため
レイアウトにさまざまな工夫がされてた
額縁絵画の展覧会ではなかなかできることではないが
こうした工夫?は自分たちの現場ではもっと取り入れていきたいものである

会場を出るとすっかり暗くなっており
南西の空には美しい金星と木星が輝いていた