光で描いた和の心 ステンドグラス作家 小川三知(さんち)

かつての同僚で、ステンドグラスを制作する人がいる
もう随分と昔の話だが、かれにどこか工房はないか?と訊ねられて
「名古屋の大須観音の裏にあるよ」と、自分の視覚的な記憶を便りに紹介した

http://nttbj.itp.ne.jp/0522217100/index.html
株式会社十條カンタベリステンドグラス教室 - iタウンページ

そのころ、父親が大須観音の堂守をしていたこともあり
しばしばそのあたりを駐車場を求めて徘徊したことがあったので、そのとき目にとまったのだ

以来彼はめざましい制作を続け、美術教師である私をはるかにしのいでいる
(ここでも登場してるのは彼である→http://d.hatena.ne.jp/ky823/20070715#p1

さて今日の日曜美術館はそんなことを思い出しながら彼との思い出に浸っていた

検索をしていたら、かつて「美の巨人たち」でも取り上げられているようだ
http://www.google.co.jp/search?source=ig&hl=ja&rlz=&q=%E5%B0%8F%E5%B7%9D%E4%B8%89%E7%9F%A5&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&meta=
小川三知 - Google 検索

番組で登場された「田辺千代」さんのサイトがすごい!
http://www.stained.co.jp/tanabe/index.html ステンドグラスの歴史研究家 田辺千代

小川三知については→http://www.stained.co.jp/tanabe/kk42_9.html

番組には、憧れの山本容子さんも登場していた
最後の方で「2007年10月、埼玉県大宮市にオープンした鉄道博物館に設置された鉄道をテーマにした縦3メートル・横10メートルのステンドグラス」が紹介され、一度見たくなった
→記事はこちら
http://www.h7.dion.ne.jp/~grafica/japanese/exhibit/detail/08/03yamamoto.html
ガレリア・グラフィカ:山本容子展 過ぎゆくもの

ガレリア・グラフィカといえば、大学の頃、ここで山本容子さんを拝顔したのは今も忘れない!

3月15日、そう昨日から「過ぎゆくもの」という展覧会が彼女のweb 上ではじまった
http://www.lucasmuseum.net/exhibition/index.html 過ぎゆくもの
screenshot

この日記をはじめた頃、彼女のwebサイトはよく訪問したのだが
久々に訪問して感動を新たななものにした
http://d.hatena.ne.jp/ky823/20051214  

そういえばこんな記事も書いたが、後日彼女の事務所からメールを頂いた
もちろん、関係ございませんとのこと………
http://d.hatena.ne.jp/ky823/20070205

話は前後するが、先月「美の壺」でも小川三知が取り上げられている
じつは録画してあってもまだ見ていないという醜態を演じている
http://www.nhk.or.jp/tsubo/arc-20080222.html
File81 和のステンドグラス|美の壺

また、少し前に「美の巨人たち」でも、ルイス・コンフォート・ティファニーを取り上げていた
これはすでに見たのだが、多くのことを教えていただいた
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/data/080209/
KIRIN〜美の巨人たち


総じて、かつての私はステンドグラスのあの「まったりとした線」に興味を持たず
むしろ嫌悪感とは行かないまでも、一種遠ざけようとした気持ちがあった
むしろ、銅版画や、鉛筆画、あるいは各種の筆による「表情豊かなさまざま線」に興味を覚えていた
とくに、引っ掻いて描かれた痕跡のような線が好きだった
それが、同僚がステンドグラス教室通おうとも、自分は無関心を装った遠因でもある

ところが、このところのステンドグラス関連の番組をみることで、
多少なりとも「その線」の魅力の一端を堪能しはじめている自分に気づくことができた

最後に「高橋美鈴アナ」のこの文を引用しておこう

優しい色と繊細な線で和風の家の中にも驚くほどとけこんでいました。海外から入ってきたものなのに、日本の四季の自然がみごとに描かれていて、心を和ませます。日本のステンドグラス作家の草分け・小川三知が日本画を学んでいたことを知り、納得。まさに日本画のデザイン、筆遣いそのものです。あんなステンドグラスに囲まれて暮らしてみたいなあと憧れてしまいました。http://www.nhk.or.jp/tsubo/arc-20080222.html
File81 和のステンドグラス|美の壺