現役時代は、宮口さんとはほとんど話をしたことがなかったのだが、作家活動をしてみえることは知っていた。
そんな彼の個展案内が届いた
じつは後輩の土屋さんもここで個展をしていたのだが
行けずじまいだったので、その二の舞にならないように
意を決して昨日午前中に出かけてみた
ところで、駐車場からの導線が現地では明示されていなかったので
戸惑っていた私を軽トラックに乗った高齢の男性が
簡単な案内をしてくれた(帰りにこの話をしたら画廊主の祖父らしい)
しかし、裏道なので迷ってしまい隣接するお寺に出てしまった
さて、イレギュラーな入場となったのだが
明治時代の倉をリノベーションしただけあってすばらしいギャラリーだった
開口一番私と同じ苗字の先輩が私の父親と勘違いしてみえたことがわかった
それほど、私たちには距離があったのだが、
現役時代から近作までを視させていただき
すこしだけ距離の狭まる感触を得た
美術教師は同じ職場には多くて2~3人、学校規模によっては1人であることが多い
校外での交流の場、或いは出身校のつながり、団体展グループ展などへの所属などで、制作活動を続ける方が多い。いつのまにか校務にのめり込んでしまい、制作活動が滞ってしまうことも、自分のように多々あるケースだ。
現役時代、彼と出会うことがなかったのは誠に残念であるが
この日出会うことができた幸せを喜びたい
近い将来、自分が発表の機会を持てば、その案内を渡すことを言い残して別れた
なお、倉の中には旧作がほとんどで、今年10月に行われる個展に向けての新作が、別室に展示されていた。そこでは、懐かしい先輩教師にも再会し驚いた。