できそこないの男たち

できそこないの男たち (光文社新書)

できそこないの男たち (光文社新書)

ますます福岡先生のファンになってしまいそうだ
ジュンク堂には「動的平衡」と「生物と無生物の間」のサイン本があった

さて、前半はSRY遺伝子についての行き詰まるような発見までの話が中心で
よく分からない部分を読み飛ばしつつ目の覚める箇所が登場する

科学の世界において、一等賞以下の椅子はない。どんなに多数のライバルたちが競争に参加していたとしても、一番最初にゴールに到達したもものだけが、発見者としてのクレジットと、それに伴う栄誉と褒賞、そして場合によっては莫大な冨を得る(P104)

すべての競争の世界がそうであるように、科学の世界においても、勝者は完全に勝つことはできない。そして敗者が完全に負けることもない。(P144)

P154の記述はあえて引用しないが、恥ずかしながらはじめて知った

男性は、生命の基本仕様である女性を作りかえて出来上がったものである。だから、ところどころに急場しのぎの、不細工な仕上がり具合になっているところがあると。(P164)


最後に「加速覚」これについては結構笑えた