銅板は連休前に端材を仕入れた
さぁ彫るぞという前に、銅板を磨く
実に魔術的?呪術的な行為であるかもしれない
板が版にどこで転化するのかいろいろ考え方があるのだが
(ちなみに、今の自分にはなんとプレス機がないので、プレートマークは省略している。これをもって版の成立という考えもあることは付け加えておく)
最初に、朴墨で磨くという行為は自分は好きだ
目立った傷がなければ随分無駄な作業にも思える
見た目では美しい表面であっても・・・・
けれど、根本にはこれは腐食銅版画を前提としているのかもしれない
銅の板に、防蝕剤であるグランドを様々な方法で覆うわけだが
自分は腐食しないのだから、状況は違う
その昔は版画教室で制作したグランドを塗布して
ろうそくで炙り、煤を溶かし込む
これによって、グランドの塗りムラ(流し引きのムラ)も多少解消され
眩しくない版面を確保してくれる
この成功体験?というか習慣が抜けきらず先日の日記で紹介したように
有機溶剤を使用しないで身体に優しく制作・・・・ - ky823の日記
流し引きしたり、筆で塗ったりしていた
この配合の割合が、防蝕でないため試行錯誤が続いている
長い前置きとなったが、油性マジックで塗ればいいじゃんと思った
これまでは、例の手製グランドがはがれたときに
いわゆる名前ペンで塗りつぶし「眩しさを防いでいた」
ここで、問題となるのは塗るはよいが取り去るのはどうするのか?
ということである
油性ペンを消す方法は?フローリングの落書きや布服のマジック落としをご紹介! | 暮らし~の[クラシーノ]
このページを参照し、さっそく100均に走ったのである