教員養成系不人気

勝手なもので、あれほど教員に逆風を浴びせておいて
これはないであろう
新聞記事とwebの記事では見た印象が違う
見出しの妙というか?
それと、webの記事ってよく消滅するので、敢えて両方を載せました

国立大教員養成系人気ダウン
いじめで逆風

 国立大学の教員養成系学部の志願倍率から「教員離れ」の傾向が浮かんでいる。いじめ問題での教員批判や政府の教育再生会議での「ダメ教師排除論」など、教員に対する逆風の強さが人気低下の背景にあると関係者は口をそろえる。教員の質の低下につながりかねないと懸念の声も出始めている。

 文部科学省の集計では出願期間の最終日だった今月6日午後3時現在、教員養成系の志願倍率は前後期合わせて4・1倍にとどまった。前年度の確定志願倍率は4・9倍だった。文科省の分類で教員養成系とされる学部を持つ37大学のうち28で前期の倍率が昨年より低下。2倍を割った状態の大学もある。

 河合塾の服部周憲・教育情報部長は「不景気だったときは教員養成系をはじめ資格の取れる学部が人気だったが、景気が回復し、最近は民間への就職で有利な法学、経済学部の人気が高まっている」と分析。さらに、「進路を決める10−11月に教師を取り巻くトラブルや問題が表面化し、教師が責められる姿を見て敬遠したのではないか」と付け加える。

 志願者数が前年比で2割減少した愛知教育大のの松田正久副学長は「職業としての魅力が薄れているのが一番の原因」と強調する。「教員免許更新制の導入やいじめ問題、日の丸・君が代の強制…。10年後はクビになっているかもしれないという不安や、教師への管理強化でさらに不自由なクラス経営を強いられるというイメージが強まっている。教育再生は、本来国を挙げて教員を魅力ある職業にすることが大事なのに、このままでは、逆に質のいい教員が確保できない」と嘆く。

 愛知県では、4月から教員養成系の学部・学科を新設する私立大が相次ぎ、椙山女学園大や愛知淑徳大が9−20倍の高い倍率になったことも多少影響したとみられる。

 信州大教育学部は同省の集計で前期の志願倍率が1・9倍と2倍割れした。同大によると最終的な志願倍率は2・1倍の見込みだが、入試課の横内三雄課長補佐は「教員は給与や処遇ではないやりがい、生きがいで人を集めてきた。非難される側も悪い所があるが、世間が後押ししてくれないと、やりがいも生まれてこない」と話す。

 確定志願者数は20日に公表される。

kaikai00さんの「今日行く審議会@はてな」にもあるように、このところの「教員パッシング」は
とどまることを知らない。http://d.hatena.ne.jp/kaikai00/20070217
昨日読んだ本の中にこんな指摘があった

「叱る」と「怒る」を取り違えるな
………わけても、叱り方には気をつけなくてはならない。………
会社でも部下の叱り方がヘタな上司がいくらでもいるが、家庭となるとそれ以上の比率で子どもの叱り方を間違えている親が多い。
 たいていの親がすぐにカッとなって怒り出す。口荒く叱りとばし、あるいは怒鳴りちらす。それを叱るとは言わない。「怒る」と言うのだ。血が頭に逆流するくらい親自身が怒りに燃えたぎって冷静さを失っている。
 それに対し「叱る」という言い方には「わかるように言い聞かせる」と言う意味がこめられている。「教えて諭す」気持ちがなければ叱ったことにならない。
 怒ることはキレることであり、爆発である。すると怒られた方の子は反発するか、もしくは萎縮するかのどちらかであり、のちまでイヤなしこりが残る。
 一方、叱るときの口調は穏やかでも、それを受け止めるほうは胸にじーんとこたえ、素直な気持ちになって自分の非を認めることになる。親の重みのある話が心にしみわたり、言い訳しないで素直に謝れる子になればしめたものだ

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