1137507662*「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見る

またもテレビの話題であるが
前回は見損なったのだが、今回はだんだんと食い入ってしまった
佐野俊二氏がいったことに
「論文を書くことが一番たやすく
 仕事=手術などをすることが二番目
 一番難しいのは『人を育てること』」
これがひどく心に残った
番組はその『人を育てる』ということで

佐野は、若い医師に、何年にもわたり、手術をさせない。
徹底して下積みを続けさせる。
病気の子どもや、家族と日々向き合わせる中で、
この仕事の重さを体に刻ませる。
技術や知識はもとより、心の準備ができるまで佐野は手術をさせない。
若い医師たちに休みはほとんどない。
手当も少ない。道半ばで多くが挫折する。
そして佐野は、若い医師に突然、手術を任せる。
番組ホームページより引用

自分は職場において、どれも大変なことだと思うし、
ましてや論文など書いたこともないし
子どもの指導にだって日々困難さを感じている
しかし、何よりも大変なことは
自分たちの後継者?を育てていくことである

「背中で教える」というような言い方もあるし
やっていることをみて覚えていくというのもある
若い人に「仕事を回して」、「覚えさせて」いく人もいる
いろいろな考え方があるだろうけど
人は自分の育てられたように育てようとする傾向もあるし・・・・
(よくいうネグレクトする母親は、自分自身がネグレクトされていたとか)

「自分でやってしまえば簡単なことを人にやらせることの難しさ」
という佐野さんの言葉も妙にうなずけるものがあった