造形教育研究会総会&研究協議会

今日は午後から出張へ行った
カーナビが「セントレア」開港以前のものなので、最後の方で多少困った
午前中も授業や小中の連携での相互授業訪問でばたばたして
早弁して高速を乗り継いで40分ほどで到着した
こういうとき高速道路の近くの学校は都合がいい

さて、この会も久々である
この会のいいのは高校の先生の発表である。
今回は高校の美術部についてである。
発表のなかで先日の「中学生日記」でも話題になったことだそうだが

兄の陰に隠れて存在感の薄い弟が、絵を描くことで自己表現する。剣道部のエースである優秀な兄のせいで”村田の弟”で通っている敬介が美術部の部長に。その美術部に、漫画やイラストが好きだという佳奈が入部してきた。佳奈は漫画好きの友達を次々と勧誘し、いつしか部室は漫画本とおしゃべりにあふれてしまう。敬介が秋のコンクール向けに描いた絵を佳奈からけなされ、腐っていると、御器所先生がゲスト講師として画家(マヤマックス)を美術部に連れてくる。敬介はその画家と一緒に、床に敷いたキャンバスに「空」の絵を描いていく。懸命に絵と格闘するうちに敬介は描く楽しさに没頭する。佳奈は完成した「空」の絵に、敬介の情熱を感じる。数日後、敬介と佳奈は学校の屋上の巨大なキャンバスの前に立った。敬介はコンプレックスのはけ口ではなく、今の自分をありのままに表現するために、真っ白の画面に色を載せていく。佳奈も絵筆をとり、2人は言葉を紡ぐように色を塗り重ねていった。
www.ontvjapan.comより引用

美術部が「おたく系イラスト」などの同好会的な談話室の雰囲気になってしまい、
静かにファインアートに没頭したい人にとってはつらい空間になっている実情が浮き彫りにされていた

この高校の先生のすばらしいところは「おたく系イラスト」の是非とか、ファインアートの優越を説くのでなく
大看板の絵などの共同制作を通して「部員同士のコミュニケーション」を高めるとともに、自分の趣味以外に視野や興味関心をより広めて「こだわりのある作品づくり」を目指した点である。

自分は2〜3年間だけ、中学校の美術部の顧問をしたことがあるがここまでとても・・・・