綺想迷画大全を読んで 肝心なところがとじ目になっているのは故意か?

晦日に買って、妻に先を越され、ようやく昨夜読了
素晴らしい本である
しかし、数点気になる点がある
図版のゴースト現象・・・・・何カ所かある
勿論これだけの大量の図版であるし、拡大図でもあるからそうも文句は言えないのであるが
とくにP224は・・・・

それから、もう二つ
ページのとじ目になっているところに
図版の重要な箇所があるのは、わざとしっかりと見させようとするデザイナーの意図なのか?
勘ぐってしまう
たとえばP46「驚異の書」の写本である

そして、P49にこう書いてある

たとえば、図1の右端のひとつ目巨人は、あまりにありふれているのでいいとして、(以下略)

このくだりを読んではじめて、ひとつ目巨人と分かる
重要ではないので、敢えて折り目に持ってきたとは、あまりにもうがった見方だろうか?

さらに、P252の「昇平楽事図」では

拡大すると、

そして、こう書いてある

右端の男の子はおとなしく傀儡(あやつり人形)を手にしておりますが、おもしろいことに、この人形の女の足は、ちゃんと纏足になっております。

私は、必死に本を開いて、「なるほど」と唸ったのでした。